フリーメモは、地図上のポイントに紐づけたフルスクリーン描画ノートです。Fabric.jsキャンバス上でペン描画・画像貼り付け・OCR手書き文字認識が可能で、現場調査やフィールドワークでの記録に最適です。
「フィールドノート」との違い
「フリーメモ」は地図上のポイントに紐づく描画ノート(Fabric.jsキャンバス)です。一方「フィールドノート」は写真・音声・GPSを統合管理するフィールド調査ツールで、まったく別の機能です。
作成したメモはGeoJSONのフィーチャープロパティにBase64 JSONとして保存され、地図上にメモアイコンとして表示されます。共有ドロー機能と連携することで、チームでのメモ共有も可能です。
主な特徴
- フルスクリーンエディタ — 広い描画領域でストレスなくメモを作成
- 10種類のペン — 黒・赤・青・緑の細/太 + 蛍光黄・蛍光桃
- 画像挿入 — ファイル選択またはカメラ撮影で写真を貼り付け
- OCR認識 — Google Vision APIで手書き文字を自動認識
- 形状自動補正 — 円・四角形・三角形・直線に自動変換
- Undo/Redo — 最大30段階の操作履歴
フリーメモボタンをクリック
フリーハンドスケッチツールバーから「フリーメモ」ボタンをクリックします。
地図上にポイントを作成
地図上でクリックしてポイントを作成すると、フルスクリーンエディタが自動的に開きます。
描画・画像挿入・OCR認識
ペンで描画したり、写真を挿入したり、手書き文字をOCRで認識します。
タイトルを入力して保存
タイトルを入力して保存すると、地図上にメモアイコンが表示されます。
既存メモの編集
地図上のメモアイコンをクリックすると、保存済みのフリーメモを再度開いて編集できます。描画内容の追記や画像の追加が可能です。
フリーメモには豊富な描画ツールが用意されています。用途に応じて使い分けることで、効率的にメモを作成できます。
ペンの種類
その他のツール
- 消しゴム — 40px判定半径で描画内容を消去。不要な線やオブジェクトを素早く削除
- 移動モード — オブジェクトの選択・ドラッグ移動。画像やテキストの配置調整に使用
- Undo/Redo — 最大30段階のローカル履歴。操作を1つずつ戻したり、やり直したりできる
ペンの切り替え
ツールバー上のカラーボタンをタップするだけで瞬時にペンを切り替えられます。太さの切り替えも同様にワンタップで可能です。
フリーメモには画像(写真)の挿入機能があります。現場で撮影した写真を貼り付けて、描画と組み合わせた視覚的なノートを作成できます。
画像の挿入方法
- ファイル選択 — 端末内の画像ファイルを選択して挿入(複数選択可)
- カメラ撮影 — その場でカメラを起動して撮影した写真を直接挿入
自動リサイズ
挿入された画像は、パフォーマンスとデータサイズを最適化するため自動的にリサイズされます。
画像の操作
- 拡大ボタン — 画像を1.25倍に拡大
- 縮小ボタン — 画像を0.8倍に縮小
- ドラッグ配置 — 移動モードに切り替えて、画像をドラッグして配置を調整
現場写真との組み合わせ
現場で撮影した写真を挿入し、その上にペンで注釈や矢印を描き加えることで、状況を的確に記録できます。写真だけでは伝わりにくい情報をビジュアルに補足できます。
データサイズについて
画像はBase64エンコードされてGeoJSONに埋め込まれるため、多数の画像を挿入するとデータサイズが大きくなります。必要な写真を厳選して挿入することをおすすめします。
フリーメモにはキャンバス上の手書き文字を自動認識するOCR機能が搭載されています。描画した文字をテキストデータに変換し、報告書やデータベースへの入力に活用できます。
OCRの仕組み
キャンバスをPNGに変換
キャンバスの内容を3倍解像度のPNG画像に変換します。高解像度化により認識精度を向上させています。
Google Vision APIで認識
DOCUMENT_TEXT_DETECTIONモードで手書き文字を認識します。日本語・英語に対応しています。
認識結果をダイアログ表示
認識結果がダイアログに表示されます。クリップボードへのコピーもワンクリックで可能です。
対応言語
- 日本語 — ひらがな・カタカナ・漢字・数字を認識
- 英語 — アルファベット・数字を認識
認識精度を上げるコツ
太めのペン(黒太など)で大きく丁寧に書くと認識精度が向上します。文字間のスペースを適度にとり、重なりを避けると、より正確な結果が得られます。
フリーメモには形状自動補正機能が搭載されています。フリーハンドで描いた図形が、自動的にきれいな形に補正されます。
補正される形状
フリーハンドスケッチとの共有設定
形状自動補正は、フリーハンドスケッチ機能と同じアルゴリズム・同じlocalStorage設定を共有しています。一方で設定を変更すると、もう一方にも反映されます。
補正のON/OFF
形状自動補正が不要な場合は、設定でOFFにすることができます。手書きの雰囲気をそのまま残したいときはOFFにして使用してください。
フリーメモの描画データは、GeoJSONフィーチャーのプロパティとして保存されます。保存の流れは以下のとおりです。
保存の流れ
Fabric.js JSONにシリアライズ
キャンバス上のすべてのオブジェクト(線・画像・テキスト)をFabric.js JSON形式に変換します。
Base64エンコード
JSONデータをBase64文字列にエンコードし、コンパクトな形式に変換します。
GeoJSONプロパティに保存
Base64データをフィーチャーのmemoDataプロパティに格納。hasMemo: trueフラグにより地図上にメモアイコンが表示されます。
保存先
ブラウザデータの注意
ローカル保存の場合、ブラウザのキャッシュクリアやシークレットモードではデータが失われる可能性があります。重要なメモは共有ドロー機能を使ってサーバーに保存するか、GeoJSONファイルとしてエクスポートしてください。
🏗️ 現場調査の記録
- 調査地点にフリーメモを作成し、現場写真と手書きメモを一体化
- 写真の上にペンで注釈を追加して状況を記録
- OCRで手書きメモをテキスト化して報告書に転記
🌿 フィールドワーク
- 観察地点ごとにフリーメモを配置して調査データを蓄積
- 植生や地質のスケッチを描画し、写真と合わせて記録
- 形状自動補正でエリアの囲みや矢印をきれいに描画
🏫 教育・学習
- フィールドワーク型の授業で地図上に観察記録を作成
- 生徒が現地で撮影した写真にメモを書き加えて提出
- 地理や理科の野外実習で調査結果を地図上に整理
📋 防災・点検
- 点検箇所にフリーメモを作成し、損傷状況を写真と注釈で記録
- 危険箇所の位置と状況を地図上で一覧管理
- 共有ドロー機能でチーム間の情報共有に活用
フリーメモを作成してみましょう
フリーハンドスケッチツールバー → フリーメモボタン
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