ドローとは
OH3のドロー機能を使うと、地図上にさまざまな図形やテキストを自由に描くことができます。描いたデータはGeoJSON・KML・Shapefile・DXF・SIMAなど多彩なフォーマットでエクスポートでき、測量・調査・教育など幅広い場面で活用できます。
描けるもの
📍
ポイント
地点マーカーやスタンプ
🔤
テキスト
文字を地図上に配置
📏
ライン
ルートや境界線
🔷
ポリゴン
エリアを囲む面
⭕
円
半径指定の円
🖌️
スケッチ
フリーハンド描画
ドローモードの起動方法
画面右側のアイコンパネルからドローアイコンをクリックすると、ドローモードが起動します。左側にツールバーが表示され、各種描画ツールを選択できます。
Section 2
描画ツール
基本ツール
- スケッチ — フリーハンドで自由に線を描きます。描いた後に形状補正(円・四角・三角・直線)が提案されます
- テキスト — 地図上に文字を配置。フォントサイズ(10〜100px)や色を自由に変更可能
- ポイント — 地点をマーカーで示します。スタンプアイコンに変換することもできます
- 円 — 中心をクリックして半径をメートル単位で指定。半径ラベルの表示/非表示も切り替え可能
- ライン — クリックで頂点を打ち、折れ線を描画。距離計算や矢印表示に対応
- ポリゴン — クリックで頂点を打ち、面を描画。面積計算に対応
- フィールドノート — カメラで撮影した写真を地図上にピン留め。写真にアノテーションも可能
- 投げ縄 — フリーハンドで囲んだ範囲内のフィーチャをまとめて選択
スタンプ
ポイントを配置した後、スタンプ化することで多彩なアイコンに変換できます。
スタンプカテゴリ
- 番号 — ① ② ③ ... ⑩(青い丸付き番号)
- 矢印 — ↑ ↓ ← → ↗ ↘ ↙ ↖(赤い方向矢印)
- マーク — ○ ● × ✓ △ ▲ □ ■ ◇ ◆ ☆ ★
- 警告 — ⚠ 危 ℹ ⛔ 🚧
- 施設 — 🏠 🏢 🏥 🏫 P 🚃 🚌
- 色ピン — 8色のカラーピン(赤・青・緑・橙・紫・黄・桃・黒)
- その他 — 🚩 📷 👁 ❤ ◎ 💡
操作ボタン
- 元に戻す / やり直し — 全操作の履歴を完全に管理。何回でも戻れます
- ドローリスト — 描画したフィーチャの一覧を表示。クリックで選択
- 全削除 — 全てのフィーチャを一括削除
Section 3
編集機能
描画したフィーチャをクリックすると、フローティングウィンドウで詳細を編集できます。
ポイント
- ラベルテキストの編集
- 色の変更(16色プリセット+カスタムカラーピッカー)
- スタンプアイコンへの変換
- 長文テキスト・画像・スケッチの添付
- 断面図の出力
テキスト
- テキスト内容の編集
- 色・フォントサイズ(10〜100px)の変更
- テキスト配置(左揃え / 中央揃え)
ライン
- 色・線幅の変更
- 矢印の追加(始点・終点・両方向)
- 線のスタイル(実線・破線・点線)
- 蛍光ペンモード(半透明の太線)
- 距離計算の表示
ポリゴン
- 塗り色と透明度の変更
- 面積計算の表示
- 域内人口推計(国勢調査メッシュデータ利用)
- AI防災リスク診断
共通操作
全フィーチャ共通
- 移動・変形 — 編集モードに切り替えて、ドラッグで位置変更・頂点編集
- 複製 — フィーチャをプロパティごとコピー
- 削除 — 個別削除 / 選択以外を全削除
Section 4
スケッチ機能
スケッチツールでは、指やマウスでフリーハンド描画ができます。
スケッチの機能
- フリーハンド描画 — 指やマウスで自由に線を引く
- 形状補正 — 描いた図形を自動認識して正確な形に補正
- 丸っぽい線 → 正円
- 四角っぽい線 → 長方形
- 三角っぽい線 → 三角形
- 直線 → 角度スナップされた直線
- ペン設定 — 色とサイズを選択可能
- 消しゴム — 描いたストロークを消去
- 移動モード — キャンバス内容を再配置
- 元に戻す / やり直し — 完全な操作履歴
形状補正のコツ
形状補正ダイアログが表示されたとき、「そのまま」を選べば補正せずにフリーハンドのまま保持できます。きれいな図形を描きたいときだけ補正を選択してください。
Section 5
フィールドノート
カメラで撮影した写真を地図上にピン留めし、現場の記録を残せます。
フィールドノートの機能
- 写真撮影&ピン留め — カメラで撮影するとGPS位置に自動配置
- 写真アノテーション — 撮影した写真の上にペン・スタンプで書き込み
- カスタムスタンプ — 自分だけのスタンプを作成して写真に追加
- メモタイトル — 各ノートにタイトルを設定可能
GPS精度について
写真のピン留め位置はデバイスのGPS精度に依存します。屋内や高層ビルの谷間では位置がずれることがあります。ピンは後からドラッグで位置調整可能です。
Section 6
エクスポート・インポート
エクスポート
描いたドローデータをさまざまなフォーマットでダウンロードできます。
| フォーマット | 用途 |
|---|---|
| GeoJSON | 汎用GISフォーマット。QGIS等で読み込み可能 |
| CSV | Excelで開ける表形式データ |
| GPX | GPSトラック形式。ハンディGPSやGarmin等 |
| KML | Google Earth形式 |
| Shapefile | ESRI Shapefile。業務用GISソフト向け |
| DXF | CADフォーマット。AutoCAD等で使用 |
| SIMA | 日本の測量データ交換フォーマット |
| PNG | 地図のスクリーンショット画像 |
インポート
外部ファイルを読み込んで地図上に表示することもできます。
- GeoJSON — ファイルをドラッグ&ドロップで読み込み
- Shapefile — .shpファイル(.dbf付き)の読み込み
- KML / GPX — ファイルアップロードで読み込み
- CSV — 座標付きCSVの読み込み
- FlatGeoBuf — 高速ベクターフォーマットの読み込み
Section 7
マイドロー(クラウド保存)
ドローデータをクラウドに保存し、URLを共有してリアルタイム共同編集ができます。
マイドローの特徴
- クラウド保存でブラウザを閉じてもデータが消えない
- 約3秒ごとの自動同期でリアルタイム共同編集
- 3段階の権限管理:プライベート / 自分だけ編集可 / URL共有者全員が編集可
- ドローが空の状態からでもマイドローを開始可能
- 複数のマイドローを作成・切り替え可能
マイドローの詳しい設定方法は専用ガイドをご覧ください。
マイドロー設定ガイドを見る活用のヒント
🏗️ 現場調査
- ポイントで調査地点をマーク、フィールドノートで写真記録
- ポリゴンで調査エリアを囲み、面積を自動計算
- ラインで経路を記録し、距離を自動表示
- SIMA/DXFでエクスポートして測量ソフト・CADに渡す
📚 授業・ワークショップ
- マイドローの共同編集で、班ごとの成果を一つの地図にまとめる
- スタンプで直感的にマッピング(色ピンで分類、番号スタンプで順序付け)
- スケッチで自由に書き込み、テキストで説明を追加
🔥 防災フィールドワーク
- 危険箇所をポイント + 警告スタンプでマーキング
- 避難経路をラインで描画し、矢印で方向を示す
- ポリゴンで浸水想定区域を囲み、域内人口を推計
- AI防災リスク診断で囲んだエリアのリスクを分析
🗺️ 不動産・土地利用
- 区画をポリゴンで描いて面積計算
- テキストで地番や用途を注記
- KML/GeoJSONでエクスポートして他システムと連携
ドロー機能を使ってみましょう
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