Open Hinata 3

ワールドファイル画像タイル化 ガイド

位置情報付き画像をドラッグ&ドロップでクラウドタイルに変換
GDAL処理で高精度オーバーレイ表示

OH3を開いて試す
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ワールドファイル画像タイル化とは

ワールドファイル(.pgw/.jgw/.tfw)が付いた画像ファイルをOH3にドラッグ&ドロップするだけで、画像をクラウド上でタイル化し、地図にオーバーレイ表示する機能です。

測量図面・航空写真・スキャン画像などを正確な位置に重ねて表示できます。GDAL/ImageMagickによるサーバーサイド処理で高品質なタイルを生成します。

主な特徴
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PNG/JPEG/TIFF対応
.pgw/.jgw/.tfw各形式
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ドラッグ&ドロップ
ワールドファイルを自動検出
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GDALサーバー処理
高品質タイル生成
☁️
クラウド保存
URLで共有可能
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マイルーム管理
タイルメモリーで一元管理
🔍
透過度・ベースマップ
透過度調整&地図切替
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座標系自動設定
公共座標系(第1〜19系)対応
📄
Section 2

ワールドファイルとは

ワールドファイルは、画像の位置情報を記述する6行のテキストファイルです。画像と同名で拡張子のみ異なります(例: map.png と map.pgw)。

ワールドファイルの構造

パラメータ説明
1行目Xピクセルサイズ横方向の解像度(1ピクセルあたりの実距離)
2行目Y回転パラメータ通常0(回転なし)
3行目X回転パラメータ通常0(回転なし)
4行目Yピクセルサイズ縦方向の解像度(通常マイナス値)
5行目左上X座標原点のX座標
6行目左上Y座標原点のY座標

ファイル拡張子の対応

画像形式ワールドファイル拡張子
PNG.pgw
JPEG.jgw
TIFF / GeoTIFF.tfw
ワールドファイルの入手方法

測量ソフトやGISソフト(QGIS、ArcGIS、SiSCADなど)からエクスポートすると、自動的にワールドファイルが生成されます。GeoTIFFの場合は位置情報が画像に埋め込まれているため、ワールドファイルは不要です。

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Section 3

基本の使い方

ワールドファイル付き画像のタイル化は4ステップで完了します。

画像ファイルとワールドファイルをまとめて選択 画像ファイル(PNG/JPEG/TIFF)とワールドファイル(.pgw/.jgw/.tfw)をまとめて選択し、地図上にドラッグ&ドロップします。ファイル選択ダイアログからも選べます。
「ワールドファイル付きで開く」フローを選択 ファイルドロップダイアログが表示されたら、「ワールドファイル付きで開く」フローを選択します。ワールドファイルが自動的に検出・解析されます。
ローカルプレビューで位置を確認 座標系はproj4で自動変換され、ローカルプレビューで画像の位置を確認できます。座標系は自動設定されますが、手動で変更することも可能です。
「タイルアップロード」でクラウドにタイル生成 位置を確認したら「タイルアップロード」ボタンをクリック。サーバーサイドでGDALによるタイル生成が開始され、処理進捗がリアルタイムで表示されます。
ファイルはまとめて選択してください

ワールドファイルと画像ファイルは同じフォルダに置き、まとめて選択してドラッグ&ドロップしてください。別々にドロップすると、ワールドファイルが正しく認識されません。

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対応フォーマットと座標系

対応画像フォーマット

フォーマットワールドファイル説明
PNG + .pgw 必要 一般的な画像。測量CADからの出力に多い
JPEG + .jgw 必要 航空写真・衛星画像
TIFF + .tfw 必要 GIS標準。GeoTIFFならワールドファイル不要
GeoTIFF(単体) 不要 位置情報埋め込み。ワールドファイル不要

対応座標系

デフォルトはEPSG:3857(Web Mercator)です。日本の公共座標系(第1系〜第19系)にも対応しています。座標系は自動設定されますが、手動で選択することも可能です。

公共座標系(平面直角座標系)

日本測地系2011(JGD2011)に基づく第1系〜第19系に対応。測量CADやGISソフトから出力された画像の座標系を自動判定し、Web Mercatorに変換して表示します。

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タイル生成の仕組み

サーバーサイドでGDAL(gdalwarp, gdal_translate)とImageMagickを使って画像をタイル化します。

処理の流れ

画像+ワールドファイルをVPSにアップロード クライアントから画像とワールドファイルのデータがサーバーに送信されます。
GDALで座標変換・タイル分割 gdalwarpで座標系をWeb Mercatorに変換し、gdal_translateでタイル形式に分割します。
サムネイル自動生成 ImageMagickで160x160pxのサムネイルを自動生成します。マイルームでの一覧表示に使用されます。
タイルURLとメタデータをデータベースに登録 生成されたタイルのURLや範囲情報がデータベースに登録され、管理可能になります。
地図上にオーバーレイ表示 タイル生成が完了すると、自動的に地図上にオーバーレイとして表示されます。
リアルタイム進捗表示

タイル生成の処理進捗はストリーミングでリアルタイム表示されます。大きな画像でも処理状況を常に確認できるため、安心してお待ちいただけます。

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マイルームでの管理

タイル化した画像はマイルームの「タイルメモリー」タブで管理できます。

共有機能

タイル化した画像はクラウドに保存されるため、URLを共有することで他のユーザーとも簡単に共有できます。チームでの図面確認や現場での情報共有に活用できます。

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ジオリファレンスとの連携

ワールドファイルがない画像の場合は、OH3のジオリファレンス機能を使って位置合わせを行い、ワールドファイルを生成してからタイル化するワークフローも可能です。

画像をジオリファレンス 画像上と地図上でそれぞれ同じ場所をクリックして対応点を設定し、位置合わせを行います。
ワールドファイルをダウンロード アフィン変換またはTPS(薄板スプライン)で変換した結果を、ワールドファイル付きZIPでダウンロードします。
タイル化 ダウンロードした画像とワールドファイルを再度OH3にドラッグ&ドロップし、クラウドタイルとして保存します。
ジオリファレンス ガイドを見る
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活用事例

📐 測量図面

測量CADからPNG+PGWを出力し、現地の地図と重ねて確認。現場での位置確認や施工計画の検討に活用できます。

🛩️ 航空写真

過去の航空写真(JPEG+JGW)を現代の地図に重ねて、地域の変遷を確認。災害前後の比較や土地利用の変化分析に。

🏙️ 都市計画図

スキャンした都市計画図をタイル化して共有。用途地域や計画道路の位置を地図上で確認できます。

🪨 地質図

地質調査図面をオーバーレイ表示。地盤情報や断層の位置を現代の地図と重ねて確認できます。

🏫 教育

古地図・歴史地図を重ねて地域学習。まちの変遷を視覚的に学ぶ教材として活用できます。

ワールドファイル画像タイル化を試してみましょう

画像とワールドファイルを地図上にドラッグ&ドロップするだけで始められます

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