Mapillaryは、Meta(旧Facebook)が運営するクラウドソーシング型のストリートビューサービスです。世界中のユーザーが撮影した街並み画像がオープンデータとして公開されており、誰でも自由に閲覧・活用できます。
通常の写真に加えて360度パノラマ画像にも対応しており、Googleストリートビューではカバーされていない細い路地や最新の状況が撮影されている場合があります。
Googleストリートビューとの主な違い
- オープンデータ — 画像データを自由に利用可能(CC BY-SA)
- ユーザー投稿型 — 世界中の個人・団体が撮影・投稿
- AI検出機能 — 画像内のオブジェクトや交通標識を自動認識
- 細い道路もカバー — 自転車や徒歩で撮影された画像も多数
基本設定を開く
画面右側のアイコンボタンから「基本設定」を開きます。
表示タブでMapillaryをON
「表示」タブを選択し、「Mapillary」スイッチをONにします。
フィルターウィンドウが自動表示
MapillaryをONにすると、フィルターウィンドウが自動的に表示されます。撮影者や年範囲などの絞り込み条件を設定できます。
地図上に画像位置が表示
地図上に緑色の点で画像の撮影位置が表示されます。点をクリックすると画像を閲覧できます。
表示範囲について
画像位置の表示は現在の地図の表示範囲に連動します。広範囲を表示している場合は、対象エリアにズームインすると画像が表示されます。
地図上の緑色のドットをクリックすると、FloatingWindowでMapillary Viewerが開き、その地点の街並み画像を閲覧できます。
基本操作
- 矢印キー / スワイプ — 隣接する画像へ移動
- シーケンスバー — 走行軌跡内の画像を前後に移動
- ドラッグ — 画像内の視点を回転(360度パノラマの場合)
- マウスホイール — 画像のズームイン・ズームアウト
表示情報
- 撮影者名 — 画像を投稿したユーザーの名前
- 撮影日時 — 画像が撮影された年月日
- 画像タイプ — 通常画像または360度パノラマ
360度パノラマ対応
360度パノラマ画像の場合、Viewer内でドラッグして全方位を見渡すことができます。通常画像の場合は撮影方向の画像が表示されます。
フィルターウィンドウは3つのタブで構成されており、目的に応じて画像を絞り込むことができます。
基本フィルタ
オブジェクト検出
MapillaryのAIが画像内の物体を自動認識した結果をフィルタとして使用できます。
交通標識
AIが認識した交通関連の標識・設備でフィルタリングできます。
フィルタの組み合わせ
基本フィルタ・オブジェクト検出・交通標識の各タブは組み合わせて使用できます。例えば「2022年以降」かつ「消火栓が写っている画像」のように絞り込むことが可能です。
Mapillary Viewerでの操作は地図と連動しており、現在閲覧中の画像の位置や方向がリアルタイムで地図上に反映されます。
連動する表示要素
- 現在位置マーカー — Viewer で表示中の画像の撮影位置を地図上にマーカーで表示
- 方向矢印(オレンジ色) — 撮影方向を示す矢印を地図上に描画
- 走行軌跡(トレイル) — シーケンス(連続撮影の軌跡)を地図上にライン表示
Viewer操作と地図の同期
Viewer内で隣接画像に移動すると、地図上のマーカーもリアルタイムで移動します。撮影ルートを辿りながら地図上で位置を確認できるため、現地の状況把握に役立ちます。
表示パフォーマンスについて
画像数が多いエリアでは、表示に時間がかかる場合があります。フィルター機能で表示対象を絞り込むと、パフォーマンスが改善されます。
現地調査の事前確認
現場に行く前にMapillaryで周辺の街並みを確認し、アクセスルートや現地の状況を把握できます。Googleストリートビューで未カバーの路地や、より新しい撮影画像が見つかることがあります。
測量現場の周辺確認
測量現場の周辺環境(道路幅、障害物、駐車スペースなど)を事前に確認し、作業計画の精度を高めることができます。360度パノラマなら全方位の状況が把握できます。
道路状況の経年変化確認
年範囲フィルタを使い、同じ場所の異なる時期の画像を比較することで、道路の改修状況や周辺環境の変化を確認できます。
OpenStreetMap編集の参照資料
Mapillaryの画像はOpenStreetMap(OSM)の編集時に参照資料として利用できます。オブジェクト検出や交通標識フィルタと組み合わせることで、地物の追加・更新を効率的に行えます。
Mapillaryで街並みを確認してみましょう
基本設定 → 表示タブ → Mapillary ON
OH3を開く