OH3の現在地取得機能は、ブラウザのGeolocation APIを使用してGPSで現在地を取得し、地図上にマーカーで表示します。高精度オプション(enableHighAccuracy: true、maximumAge: 0)を有効にしており、デバイスが対応する最高精度の位置情報を取得します。
2つのモードがあり、用途に応じて使い分けることができます。
アクセス方法
画面右側のGPSアイコンをクリックし、「現在地取得」または「現在地連続取得」を選択します。
1回だけGPSで現在地を取得し、地図上に表示するモードです。現在地の確認や、特定地点の座標・住所を調べたい場合に適しています。
GPSアイコンをクリック
画面右側のGPSアイコンをクリックし、「現在地取得」を選択します。
位置情報を許可
ブラウザの位置情報許可ダイアログが表示されたら「許可」をクリックします。
現在地にフライ
位置が取得されると、地図がズームレベル15で現在地にフライ(アニメーション移動)します。
青色マーカーとポップアップ表示
現在地に青色のマーカーが表示され、住所情報を含むポップアップが自動で開きます。
ポップアップに表示される情報
- 座標(WGS84) — 緯度・経度(度単位)
- 標高 — デバイスが取得した標高値
- 住所 — 逆ジオコーディングによる住所情報
- 公共座標系 — 日本の平面直角座標系(自動ゾーン判定)
コピーボタン
ポップアップ内のコピーボタンをクリックすると、座標・標高・住所・公共座標系の全ての位置情報をクリップボードにコピーできます。メールや報告書への貼り付けに便利です。
1秒間隔でGPS位置情報を取得し続け、地図が現在地をリアルタイムで追従するモードです。移動しながらの現場調査や、経路の記録に適しています。
GPSアイコンから「現在地連続取得」を選択
画面右側のGPSアイコンをクリックし、「現在地連続取得」を選択します。
連続取得が開始
1秒間隔で位置情報を取得し続けます。GPSアイコンに緑色のインジケーターが表示され、連続取得中であることを示します。
地図が自動追従
移動に合わせて地図が自動的にセンタリングされ、緑色のマーカーが現在地を示します。
停止
もう一度GPSアイコンをクリックすると連続取得が停止します。
RTKウィンドウのロジック
連続取得中の精度品質表示には5秒間のクオリティホールドが適用されます。これにより、一時的な精度低下によるちらつき(フリッカー)を防ぎ、安定した品質表示を維持します。精度が向上した場合は即座に反映されますが、低下した場合は5秒間保持してから表示が変わります。
バッテリー消費について
連続取得モードは高精度GPSを1秒間隔で使用するため、バッテリー消費が大きくなります。長時間の使用時は充電環境の確保をお勧めします。
OH3はGPSから取得した位置精度を4段階のクオリティレベルで表示します。測量や現地調査の際に、取得した位置情報の信頼度を直感的に把握できます。
GPSオプション設定
OH3では以下のGPSオプションを使用して、最高精度の位置情報を取得します。
精度を高めるコツ
屋外の空が開けた場所で使用すると精度が向上します。建物の近くや屋内ではGPS信号が弱くなり、精度が低下する場合があります。また、デバイスによってはA-GPS(アシストGPS)やGLONASS/Galileoなどの複数衛星システムに対応しており、より高い精度が期待できます。
公共座標系の自動判定
取得した位置情報をもとに、日本の平面直角座標系(公共座標系)のゾーンを自動判定します。全国19ゾーンに対応しており、測量業務で必要な座標値をそのまま利用できます。
連続取得モードで記録した移動軌跡を、CSV形式およびSIM形式でエクスポートできます。測量業務やフィールドワークの記録に活用できます。
エクスポート形式
軌跡データの活用
- 現場踏査のルート記録
- 測量計画の現地確認ログ
- 巡回点検の移動記録
- フィールドワークの行動ログ
ログの記録タイミング
軌跡ログは連続取得モード中に自動で記録されます。連続取得を停止した後にエクスポートボタンからファイルをダウンロードできます。
現在地を素早く共有する
現在地取得後にポップアップのコピーボタンを使えば、座標・住所・公共座標系の情報をワンクリックでコピーできます。チャットやメールにそのまま貼り付けて、正確な位置情報を共有できます。
測量現場での使い方
現在地連続取得モードで現場を歩きながら軌跡を記録し、CSV/SIM形式でエクスポートすることで、踏査記録として活用できます。RTK級の精度が出ている場合は、概略測量としても参考になります。
精度が低い場合の対処法
精度が「低」と表示される場合は、以下を試してください。屋外の空が開けた場所に移動する、デバイスの位置情報設定で「高精度モード」を有効にする、しばらく静止して衛星の捕捉を待つ、Wi-FiやBluetoothをONにして補助測位を有効にする、などが有効です。
2画面モードでの活用
2画面モードで異なる地図を表示しながら現在地を取得すると、両方の地図に現在地が表示されます。例えば、航空写真と地形図を並べて現在地を確認するといった使い方ができます。
現在地取得を試してみましょう
右側のGPSアイコンをクリック
OH3を開く