フリーハンドスケッチは、OH3の地図上に直接ペンで描画できるツールです。Fabric.jsのPencilBrushエンジンを使用し、滑らかな手書き線を地図上に重ねて描くことができます。
描いた線はGeoJSON LineStringとして地図に保存されます。ドロー機能と完全に統合されており、Undo/Redo、クラウド保存、ローカルストレージ保存にすべて対応しています。
主な特徴
- 自由描画 — Fabric.js PencilBrushで地図上に滑らかにスケッチ
- GeoJSON保存 — 描いた線はGeoJSON LineStringとして地図に確定
- 形状自動補正 — 円・四角形・三角形・直線を自動検出して補正
- 豊富なペン — 黒・赤・青・緑の4色 + 蛍光ペン2色
- ドロー統合 — Undo/Redo、サーバー保存、ローカル保存に対応
- フリーメモ連携 — 手書きメモポイントとスケッチを組み合わせ可能
「スケッチ」を起動する
右側ボタン群から「スケッチ」ボタンをクリックします。スケッチツールバーが表示され、地図上にFabric.jsキャンバスが重なります。
ペンを選んで地図上に描画する
ツールバーからペンの色と太さを選択し、地図上をなぞって自由に描画します。デフォルトは赤ペン(細2px)です。
形状自動補正を確認する
描画が完了すると、形状自動補正ダイアログが表示されます。「補正」で自動補正された形状を採用、「そのまま」で手描きのまま確定します。
描画がGeoJSON LineStringとして確定
確定した描画はGeoJSON LineStringとして地図レイヤーに追加されます。ドロー機能のUndo/Redoやサーバー保存の対象になります。
描画中の地図操作
スケッチモード中は地図のパン・ズームが無効になります。地図を操作したい場合は、ツールバーの「移動モード」ボタンに切り替えてください。
フリーハンドスケッチでは4色のペンと2色の蛍光ペンを使い分けることができます。
蛍光ペンの特徴
蛍光ペンは40%の透過度で描画されるため、下の地図が透けて見えます。広い範囲のハイライトや注意エリアの表示に適しています。太さは16pxで固定です。
手描きの線を円・四角形・三角形・直線に自動変換する機能です。描画完了後にダイアログが表示され、補正するかどうかを選択できます。
角度スナップ(直線)
直線として検出された場合、描画角度が0度・90度・180度・270度の前後10度以内であれば、水平線または垂直線にスナップされます。これにより、きれいな水平線や垂直線を簡単に描くことができます。
自動補正のON/OFF切り替え
自動補正の設定はツールバーのトグルスイッチで切り替えられます。設定はlocalStorageに保存されるため、次回起動時も同じ設定が維持されます。OFFにすると、描画した線がそのままGeoJSONとして確定されます。
補正がうまくいかない場合
形状が複雑すぎる場合や、描画速度が速すぎる場合は、意図した形状として検出されないことがあります。その場合は「そのまま」を選択して手描きのまま確定し、必要に応じて再描画してください。
スケッチツールバーには描画以外のツールも用意されています。
消しゴム
消しゴムツールは、地図上のスケッチラインやフリーメモポイントをタップして削除するツールです。
- ライン判定半径: 15px — スケッチラインの削除判定に使用
- ポイント判定半径: 30px — フリーメモポイントの削除判定に使用
移動モード
スケッチモード中に地図のパン・ズーム操作に切り替えるモードです。描画位置を調整したい場合に使用します。移動モードを解除すると、描画モードに戻ります。
全クリア
現在のスケッチライン(GeoJSON LineString)とフリーメモポイントを一括削除します。確認ダイアログが表示されるため、誤操作の心配はありません。
Undo/Redo
描画の取り消し(Undo)とやり直し(Redo)は、OH3のdraw.jsシステムで一元管理されています。スケッチの操作もドロー機能の操作履歴に統合されるため、他の描画操作と合わせて取り消し・やり直しが可能です。
消しゴムのコツ
消しゴムは「なぞって消す」のではなく、削除したいラインやポイントの近くをタップ(クリック)して使います。判定半径内のオブジェクトが削除されます。
スケッチツールバーの「フリーメモ」ボタンを使うと、地図上にメモポイントを作成し、手書きメモを残すことができます。
「フリーメモ」ボタンをクリック
スケッチツールバーからフリーメモモードに切り替えます。
地図上をクリックしてポイント作成
メモを残したい場所を地図上でクリックすると、GeoJSONポイントが作成されます。
FieldNoteMemoエディタで手書きメモ
自動的にFieldNoteMemoエディタが起動し、タッチやペンで自由にメモを書くことができます。スケッチと同じペン・自動補正設定が共有されます。
スケッチとフリーメモの違い
- スケッチ — 地図上に直接描画。GeoJSON LineStringとして保存。地図の拡大・縮小に追従
- フリーメモ — 地図上のポイントに紐づくメモ。画像として保存。固定サイズで表示
📏 現場の線引き
- 敷地の境界線を地図上にフリーハンドで記入
- 工事予定ルートやパイプラインの仮描画
- 形状自動補正で直線や矩形をきれいに描画
- 色分けペンで用途別に線を使い分け
✍️ 手書き矢印や注記
- 現場写真と合わせて矢印で方向を指示
- 蛍光ペンで注意エリアをハイライト
- 赤ペンで修正箇所をマーキング
- 太ペンで目立つ注記を地図上に追加
📋 フリーメモと組み合わせた現地調査ノート
- スケッチで調査ルートを描画し、要所にフリーメモを配置
- フリーメモにスケッチ付きの観察記録を残す
- クラウド保存で事務所に戻ってからデータを確認
- グループ共有ドローで複数人の調査結果を一つの地図にまとめる
フリーハンドスケッチを試してみましょう
右側ボタン → スケッチ
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