「国交省GQL × OH3 チャット」は、OH3に搭載されたAIチャット機能です。自然な日本語で質問するだけで、AIが国土交通省のデータプラットフォーム(GraphQL API)を検索し、さらにOH3の200以上のレイヤーの中から最適なものを提案します。
3つの力を組み合わせる
- 国交省GQL — 国土交通省データプラットフォームをGraphQLで検索。橋梁・河川・施設など全国の公的データにアクセス
- OH3レイヤー — 防災・都市計画・歴史地図・地形など200以上のレイヤーから最適なものを選択
- 地点コンテキスト — 地図中心点のハザード情報・土地利用・周辺施設を自動取得し、回答に反映
従来の地図アプリでは「どのレイヤーを表示すればいいか」をユーザー自身が知っている必要がありました。GQLチャットでは、知りたいことを日本語で聞くだけで、AIが適切なレイヤーを選んでくれます。
チャットを開く
OH3の右上にあるチャットアイコン(吹き出しマーク)をタップすると、画面右側(スマートフォンでは下部)にチャットドロワーが開きます。
質問する
テキスト入力欄に質問を入力して送信するか、3つのプリセット質問から選びます。
プリセット質問
- 💧 浸水リスクを調べたい — 洪水・津波・内水氾濫のハザード情報を表示
- 🏫 学校・病院を探す — 国交省DBから付近の公共施設を検索
- 🏙️ 都市計画情報 — 用途地域・都市計画区域などの土地情報を表示
AIの回答を読む
AIは質問を理解し、国交省データベースを検索した上で回答を返します。回答の下にレイヤーカードが表示されるので、ワンタップでレイヤーのON/OFFを切り替えられます。
あなたが質問を送信すると、裏側で以下のことが自動的に行われます。
質問から回答までの流れ
質問を入力
→
AI が質問を理解
→
国交省GQLを検索
→
地点コンテキストを参照
→
最適なレイヤーを選択
→
回答 + レイヤーカード表示
2つの検索ツール
AIは内部で2つのツールを使い分けて国交省データプラットフォームを検索します。
位置情報の活用
検索時には地図の中心点座標が自動的に送信されます。「この付近の〜」という質問に対して、現在表示中の地域に絞った結果を返すことができます。「全国の〜」「各県の〜」のような広域の質問では、位置に縛られずに回答します。
AIの回答の下にレイヤーカードが表示されます。カードをタップするだけで、提案されたレイヤーを地図にON/OFFできます。
会話例: 浸水リスクの確認
この付近の浸水リスクは?
この付近は洪水浸水想定区域に含まれており、想定最大規模で0.5〜3.0mの浸水が想定されています。以下のレイヤーで確認できます。
洪水浸水想定区域
津波浸水想定
土砂災害警戒区域
レイヤーカードの使い方
- カードをタップ → レイヤーが地図に表示/非表示を切り替え
- 現在表示中のレイヤーは色付き + 太字で強調表示
- 複数のレイヤーを同時にONにできます
AIが提案するレイヤーは質問の内容に応じて自動で選ばれます。防災の質問にはハザード系レイヤー、歴史の質問には古地図系レイヤー、といった具合です。
チャットヘッダーにある「全レイヤー開放」トグルをONにすると、AIが提案できるレイヤーの範囲が大幅に広がります。
全レイヤー開放ON: 古地図の質問
古地図が見たい
OH3では複数の古地図レイヤーを利用できます。スタンフォード大学が公開した戦前の旧版地形図(五万分の一)が特におすすめです。
旧版地形図(5万分の1)
今昔マップ
米軍地図
幕末期 近世の村
通常モードとの違い
通常モードでは「古地図が見たい」と聞いても提案できません(国交省関連レイヤーにないため)。全レイヤー開放をONにすることで、OH3が持つあらゆるレイヤーをAIが提案可能になります。設定はブラウザに保存され、次回以降も維持されます。
全レイヤー開放で広がる可能性
- 「古地図を見たい」→ 旧版地形図・今昔マップ・米軍地図など
- 「天気を表示して」→ 雨雲レーダー・ひまわり衛星画像など
- 「地形を詳しく見たい」→ CS立体図・赤色立体地図・陰影起伏図など
- 「森林の情報が知りたい」→ 森林資源メッシュ・微地形表現図など
- 「遺跡を調べたい」→ 遺跡立体図(兵庫県・全国)など
チャットを開くと、地図の中心点について3つのデータソースを同時に問い合わせ、その地点の情報を自動取得します。フッターに「📍 住所名」が表示されたら準備完了です。
3つのデータソース
PMTiles(13種)
+
ハザードタイル(8種)
+
不動産DB(32 API)
地図を移動すると地点コンテキストは自動更新されます(500msのデバウンス付き)。これにより、AIは常に最新の位置情報を基に回答できます。
こんな質問に効果的
「この付近の浸水リスクは?」「ここの地価は?」「この土地の用途地域は?」など、「この」「ここ」を含む質問で特に力を発揮します。AIは地点コンテキストのデータを直接参照して、具体的な数値や区分を回答します。
AIの回答に含まれる施設名(学校・病院・公園・駅など)は、自動的にクリック可能なリンクになります。
施設リンクの例
近くの学校や病院はどこ?
付近には以下の施設があります。
○○小学校(徒歩約5分)、
△△病院(徒歩約8分)、
□□中学校(徒歩約12分)
施設名をクリックすると
- 地図がその施設の位置にフライト(アニメーション移動)
- 施設の位置にマーカーが表示される
- 現在地からの徒歩ルートが自動表示される
施設名の自動リンク化
リンク化は自動で行われます。AIが回答で言及した施設名を、地点コンテキストや国交省検索結果と照合し、座標が判明した施設名をリンクに変換します。AIが座標を知らない施設はリンクになりません。
GQLチャットに聞ける質問の例です。自然な日本語で、知りたいことを自由に質問してください。
防災・ハザード
都市計画・土地情報
施設検索
全レイヤー開放モード(トグルON時)
効果的な質問のコツ
- 場所を含める — 「この付近の」「ここの」と言うと地点コンテキストが活用される
- 目的を伝える — 「不動産調査のために」「防災用に」と目的を添えると、より適切なレイヤーが提案される
- 具体的に聞く — 「浸水深は何メートル?」のように具体的に聞くと、数値で回答してくれる
- 全国を求める — 「全国の」「各県の」と言えば、位置に縛られずにレイヤーを提案
GQLチャットは、地図の知識がなくても地図を使いこなせるようにするための機能です。
- 200以上のレイヤーからAIが最適なものを選んでくれる
- 国交省の公的データベースをチャットで検索できる
- 地図の中心点の情報を自動取得して回答に反映
- 施設名をクリックすれば地図が飛んでルートも表示
- 全レイヤー開放で古地図・天気・地形までAIが案内
地図に向かって話しかけるように、自由に質問してみてください。
GQLチャットを試してみましょう
右上のチャットアイコンから開けます
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