OH3の行政区画レイヤーは、日本の行政境界データをレイヤーツリーから重ねて表示する拡張機能群です。現在の市区町村境界から、大正〜令和の行政区画変遷、国勢調査の小地域、歴史的な小字まで幅広くカバーしています。
主な行政区画レイヤー
- 行政区画変遷(extGyoseiHistory) — 大正9年(1920)〜令和7年(2025)の市区町村境界の変遷を年ドロップダウンで切り替え
- 市区町村境界(extCity) — 各時代の市区町村境界を表示。塗りつぶし・線幅・線色をカスタマイズ可能
- 小地域(extSyochiiki) — 国勢調査の小地域区画を表示。テキスト検索でフィルタ可能
- 小字(extKoaza) — 歴史的な小字区画を表示。関東小字マップ(koaza.net)のデータ
これらのレイヤーは地図上に重ねて表示でき、境界をクリックすると市区町村名や小地域名、小字名などの情報が確認できます。
行政区画変遷(extGyoseiHistory)は、大正9年(1920)から令和7年(2025)までの市区町村境界の変遷を表示する機能です。年ドロップダウンと前後ボタンで年代を切り替え、市町村合併や境界変更の履歴を追跡できます。
操作方法
年ドロップダウンで年代選択
ドロップダウンから表示したい年を選択します。大正9年(1920)〜令和7年(2025)の範囲で選べます。
前後ボタンで年を送る
「前へ」「次へ」ボタンで1年ずつ年代を変更できます。市町村合併の前後比較に便利です。
クイックジャンプで重要年へ移動
T09(1920)、S25(1950)、S45(1970)、H12(2000)、R07(2025)のボタンで主要な年代に素早くジャンプできます。
塗りつぶしON/OFF
塗りつぶしをONにすると各市区町村が色分けされ、OFFにすると境界線のみ表示されます。
データ出典
国土数値情報(国土交通省)およびhanishina.net(歴史的行政区域データセットβ版)のデータを使用しています。
市町村合併の追跡
前後ボタンで年を送りながら、平成の大合併(2000年代前半)などの大規模な市町村合併の様子を視覚的に確認できます。地元の歴史研究や、統計データの解釈に役立ちます。
市区町村境界(extCity)は、各時代の市区町村境界を表示するレイヤーです。行政区画変遷とは異なり、特定の年代の境界を固定表示し、スタイルを細かくカスタマイズできます。
利用可能なデータ
スタイルカスタマイズ
表示スタイルの設定項目
- 塗りつぶしON/OFF — 境界内部の塗りつぶし表示/非表示を切り替え
- 線幅調整 — 境界線の太さを1〜10の範囲で調整
- 線色カスタマイズ — カラーピッカーで境界線の色を自由に変更
使い分けのポイント
行政区画変遷(extGyoseiHistory)は連続的に年を切り替えて変遷を追跡する用途に最適。市区町村境界(extCity)は特定の年代の境界を固定表示し、スタイルをカスタマイズして印刷や資料作成に使う用途に適しています。
小地域(extSyochiiki)は、国勢調査の小地域区画を表示する機能です。小地域は町丁目レベルの統計区画で、e-Stat(政府統計の総合窓口)のデータを使用しています。
操作方法
レイヤーツリーから選択
レイヤーツリーの「小地域」セクションから、地名表示版またはスタイルカスタマイズ版を選択します。
テキスト検索でフィルタ
検索ボックスに地名を入力すると、該当する小地域のみが表示されます(部分一致)。
スタイルをカスタマイズ(カスタマイズ版のみ)
スタイルカスタマイズ版では、線幅(1〜10)と線色(カラーピッカー)を変更できます。
2つのバリエーション
データ出典
e-Stat(政府統計の総合窓口)の国勢調査小地域境界データを使用しています。
統計分析への活用
小地域は国勢調査の統計データと対応しているため、人口・世帯数・年齢構成などの統計分析と組み合わせて利用できます。検索機能を使えば特定の町丁目に絞って表示できます。
小字(extKoaza)は、歴史的な小字区画を表示する機能です。小字は江戸時代〜明治時代の村や字の境界を示し、土地の歴史や地名の由来を調べる際に役立ちます。
操作方法
レイヤーツリーから選択
レイヤーツリーの「小字」セクションから小字レイヤーを選択します。
テキスト検索でフィルタ
検索ボックスに小字名を入力すると、該当する小字のみが表示されます(部分一致)。
クリックで詳細情報を確認
地図上の小字をクリックすると、小字名だけでなく郡・村の情報も表示されます。
表示される情報
- 小字名 — 歴史的な小字の名称
- 郡 — 所属していた郡名
- 村 — 所属していた村名
データ出典
関東小字マップ(koaza.net)のデータを使用しています。主に関東地方の小字データをカバーしています。
歴史研究への活用
小字は地名の歴史的な由来や、江戸時代の村の範囲を知る手がかりになります。旧村名や小字名から、土地の歴史的背景や文化を調べることができます。
行政区画レイヤー以外にも、歴史的・自然的な区画データを表示するレイヤーが用意されています。
幕末期近世の村(extBakumatsu)
旧高旧領データを使って、江戸時代の村域を表示します。各村の石高情報も確認できるため、江戸時代の経済規模や村の重要度を知ることができます。
表示される情報
- 村名 — 江戸時代の村名
- 石高 — 村の石高(年貢の基準となる生産力)
- 領主 — 所属していた藩や領主
ジオパーク(extGeopark)
日本のジオパーク区域を表示します。ジオパークは地質学的に重要な地域を保護・活用する制度で、地形や地質の特徴を学ぶ際に役立ちます。
多段階土地分類
国土数値情報の土地利用分類データを表示します。土地の利用状況や地形分類を色分けして表示し、土地の性質を把握できます。
分類項目
山地、丘陵地、台地、低地、水部など、地形の種類ごとに色分けされます。防災計画や開発計画の基礎データとして活用できます。
📚 歴史研究(合併変遷の追跡)
行政区画変遷で大正時代から現在までの市町村合併の履歴を追跡。地元史の調査や、統計データの時系列比較に活用できます。平成の大合併の影響を視覚的に確認できます。
🏠 不動産(行政区域の確認)
市区町村境界や小地域を表示して、物件の所在地の行政区域を確認。学区や自治体のサービスエリアを把握し、不動産の価値評価に役立てられます。
📊 統計分析(小地域単位でのデータ分析)
小地域レイヤーと国勢調査データを組み合わせて、町丁目レベルでの人口・世帯数・年齢構成を分析。マーケティングや地域計画の基礎データとして活用できます。
📖 教育(地理・歴史学習)
小字や幕末期の村域を表示して、地名の由来や江戸時代の村の範囲を学習。歴史授業や地域学習の教材として活用できます。行政区画変遷で日本の近代化を視覚的に理解できます。
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